大谷翔平

大谷翔平が影響を受けた中村天風とは?人間性の秘訣は読書!?

2023年もWBCからシーズンまで活躍をし続け世間をにぎわす大谷翔平さん。

いまやその注目は大谷翔平さんの人間性や考え方までに及んでいます。

そんな大谷翔平さんの人間性はどのように育まれてきたのでしょうか?

大谷翔平さんが尊敬し、読書から学んだとされる偉人に中村天風という人物がいます。

大谷に影響を与えた中村天風ってどんな人?

中村天風さんは、明治9年(1876年)現在の東京都北区に生まれました。

日露戦争の時に軍事スパイとして活躍しますが、終戦後に当時死の病といわれた結核を発病。

心身を患ったことから人生を深く考えるようになり、人生の真理を求めて欧米を旅しました。

その後一流の学者や宗教家を訪ねるも答えが見つからず帰国を決意した道中で、インドのヨガ聖者に出会います。

真理を悟った天風さんは病を克服し、帰国後は自身の教えである「心身統一法」を説きはじめます。

天風さんの教えはやがて多くの著名人から支持される「天風哲学」として広く世間に知られる存在となりました。

天風哲学の教えは「人生は心一つの置きどころ」と考え、どのような環境にあろうとも心を常に積極的に保つことで、人生を明るく前向きに生きていこうという教えです。

中村天風さんの影響を受けた人物には、現在のパナソニックを創業した松下幸之助さん、京セラの創業者稲盛和夫さん、松岡修造さんがいます。

中村天風さんは財政界からスポーツ選手まで、多くの人に影響を与えた人なのですね

大谷翔平さんが影響を受けた中村天風さんの一冊は?

中村天風さんの著書で大谷翔平さんが読んだのは「運命を拓く」という本です。

この本の中では、中村天風さん自身が語る形式で、彼が生涯をかけて人々に説いた哲学が伝えられています。

書籍の中では中村天風さん自身の言葉で、「物事を悲観的に考えたりせず、つねに前向きでいることが幸福と成功への道である」、「一度しかない人生を、積極的に明るく、朗らかに勇ましく生きれば、自分自身が潜在的に持っている力を最大限に発揮できるのです」など心に響く言葉が力強く語られます。

大谷翔平さんはこの本を花巻東高校の監督・佐々木洋さんからすすめられて読みました。

中村天風さんとの出会いは、高校時代の恩師のすすめだったのですね。

大谷翔平さんの高校時代といえば、81マスの目標達成シートを思い出す人も多いのではないでしょうか。

大谷翔平さんはシートの中で目標達成のために必要なこととして、人間性、一喜一憂しない、プラス思考などの項目を上げています。

前向きさや人間性を大切にする姿勢は中村天風さんの影響を受けているかもしれませんね。

思えば、大谷翔平さんはインタビューでもマイナス思考のコメントや愚痴、他人を責めるような発言をすることはありません。

どんなときも前向きな発言をして、自分の結果や運命をより良いほうへ進めていこうと意識しているのでしょう。

大谷翔平は読書量もすごい?優れた人間性の裏にある読書の習慣!

高校時代から中村天風さんに触れるなど、人間的な成長を大切にしている大谷翔平さん。

大谷翔平さんが影響を受けた本や著名人は中村天風さんだけではありません。

日本ハムファイターズ時代の監督、栗山英樹氏によると日本ハム時代、大谷翔平さんの部屋は本であふれていたそうです。

そのとき大谷翔平さんが読んでいた本は、スペンサー・ジョンソンさんの「チーズはどこへ消えた?」、アンドリュー・カーネギーさんの「富の福音」など。

他にもアメリカの実業家、スティーブ・ジョブスさんやイーロン・マスクさんに関する本も読んでいました。

どれも著名な本ですが、野球とはあまり関係がない本にも思えます。

ですが大谷翔平さんは幅広い分野の偉人や本から刺激を受けて成長につなげているのでしょう。

過去にはスティーブ・ジョブズさんの本を読むと自分の思い悩んでいることが小さなことだと思えると語っており、偉人の体験を自分に落とし込んでいるようにも感じます。

メジャーでトップの選手になっても様々な分野から謙虚に学ぶ姿勢が本当にすごいですよね。

野球のプレー以外からもうかがえる大谷翔平さんの人間性や魅力に引き続き注目していきたいと思います!

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