2023年も異次元の成績を残した大谷翔平さん。
肘の怪我により今シーズンの出場は終了しましたが、シーズンのMVPは確実ではないかと言われています。
MVPは記者の投票によって決まりますが、その評価に大きく影響するのがWARという指標です。
大谷翔平さんの今年の成績をWARに注目して振り返っていきます。
MVP投票にも影響?WARについて解説!
【MLB】大谷翔平、キャリア初の快挙…WARで10.0に到達 2位以下に大差つけ“独走”#ShoTime #Angels #GoHalos #FullCount10thhttps://t.co/bFPeNf2gkT
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) August 27, 2023
WARとは(Wins Above Replacement)の略で、選手の勝利への貢献度を評価する指標です。
同じポジションの平均的な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを打撃・走塁・守備・ピッチングの面から総合的に評価して算出します。
WARにはfWARとrWARの2つの種類があり、2つの違いは算出する会社の違いです。
fWARはFanGraphs社が、rWARはBaseball Referenceというサイトが算出しています。
両者に多少の違いはありますが、ざっくりまとめると数値と評価の関係は以下のようになります。
評価 | WAR |
MVP級 | 8.0以上 |
オールスター | 5.0前後 |
レギュラー | 2.0-3.0 |
WARはMVPの評価にも大きく影響する指標でもあり、近年注目が集まっています。
大谷翔平のWARがすごい!2023年は唯一の10点台!
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大谷翔平さんの2023年のWARは10.1(rWAR)です。
これはメジャー全体トップの成績で、メジャー2位はドジャースのムーキー・ベッツ選手の7.9。
大谷翔平さんが所属するア・リーグの選手の2位はレンジャーズのマーカス・セミエン選手の7.0。
なんと2位に3もの差をつける活躍ぶりです。
この差からも大谷翔平さんが他の選手を圧倒していることがわかりますね。
しかも大谷翔平さんは右肘の怪我で8月下旬からシーズンを欠場しました。
仮に大谷翔平さんが怪我なくシーズンの終了まで出場できた場合、WARは12にもなるのではないかと言われています。
この予測からも大谷翔平さんの活躍が他の選手に比べていかにすごいものだったかわかるのではないでしょうか。
大谷はメジャー6年間の通算WARもトップ!
大谷翔平は「何を教えてくれたんだ?」https://t.co/t9EacxcUXo
▼ネトの父親
「ザックに電話したんです。翔平はいくつか打席を見た上で、『間違ったことをしていると指摘してくれた』と言ってました。そして『落ち着いて打席に立つように』とアドバイスをくれたようです」pic.twitter.com/fN7McdkhTp— 大谷翔平 速報⚾️ShoTime News (@ShoTime_News) September 22, 2023
ここで大谷翔平さんのメジャー6年間のWARを振り返ってみます。
年度 | WAR | 参考 |
2018 | 3.9 | 新人王獲得 |
2019 | 2.5 | 打者のみの出場 |
2020 | -0.6 | |
2021 | 9.0 | MVP獲得 |
2022 | 9.5 | |
2023 | 10.1 | 自身初のWAR 2桁 |
通算 | 34.4 | 6年通算でもMLB1位 |
大谷翔平さんの2018〜2023年の6年間の通算WARは34.4。
この期間のメジャー全体でもトップの数値です。
ちなみに昨年大谷翔平さんとMVPを争ったヤンキースのアーロン・ジャッジ選手のWARはで32.8。エンゼルスの同僚のマイク・トラウト選手は30.4です。
さらに二刀流として復活した2021年からの3年間は平均9以上。ここ3年は毎シーズンMVP級の活躍です。
数字で見ると、改めて大谷翔平さんのすごさがわかりますよね。
MVPの発表は11月中旬ですが、今から発表が楽しみになる成績です。
大谷翔平さんは右肘の手術により来年は打者のみの出場になることが濃厚です。
二刀流の復活は2025年以降にお預けとなりますが、数字の面からも大谷翔平さんの活躍に引き続き期待していきたいですね。