春先に行われたWBCで見事に優勝をはたした日本代表。
大谷翔平さんが優勝を決めた最後のシーンは記憶に残っている人も多いでしょう。
しかし、WBCで生まれた感動のエピソードは他にもありました。
今回は1次リーグで対戦した日本代表とチェコ代表、そして二国をつないだ大谷翔平さんの行動に迫っていきます。
大谷翔平がリスペクト!チェコ選手のスポーツマンシップ!
Speechless! 🇨🇿🫶🏻 Best player of baseball history paying respect to our boys… that’s alright @MLB @WBCBaseball #CzechIN #baseballczech pic.twitter.com/7wMrtG8qtV
— BaseballCzech (@BaseballCzech) March 11, 2023
今年行われたWBCの1次リーグで日本代表はチェコ代表は対戦し、10-2で勝利しました。
試合後に大谷翔平さんは試合後にInstagramのストーリーを更新。
チェコの国旗の絵文字を添えて、「Respect」と表現しました。
大谷翔平さんがこの投稿をした理由は、試合内外のチェコ代表の振る舞いにありました。
試合中、チェコの選手がひざに死球を受け悶えてしまいますが、一塁に進むと痛がる素ぶりも見せずにグラウンドを全力疾走。
また試合後には、チェコ代表が日本代表やファンに拍手を送り、日本の勝利を讃えました。
このような対戦相手をリスペクトするチェコ代表の姿勢に大谷翔平さんも敬意を示したのです。
大谷翔平さんの投稿を受け、チェコ野球協会は「言葉にならない!球史に残るベストプレーヤーが、我々の選手たちに敬意を表している…」と反応。
試合後も心温まるやりとりが続きました。
野球の世界ランクは、日本が1位に対しチェコは16位と日本が格上です。
試合のスコアを見ても日本の圧勝と言える結果です。
しかし大谷翔平さんはチェコの選手について、顔つきから野球のレベルに関係なく野球が好きだということが伝わってきた、スポーツ選手としてのリスペクトを感じたと語りました。
試合の勝ち負けはもちろん大切ですが、相手へのリスペクトを常に忘れない大谷翔平さんの姿勢が本当に素敵ですよね。
日本とチェコの間に生まれたエピソードからも大谷翔平さんの人柄が伝わってきますね。
マイアミ到着時の帽子に注目?アメリカも称賛する大谷の行動!
【WBC】大谷翔平がチェコ代表の帽子かぶり米マイアミ着 対戦経て選手らと心温まる交流継続 https://t.co/opMGcHq25L #WBC #大谷翔平 #侍ジャパン #チェコ pic.twitter.com/UNokx8oD00
— 日刊スポーツ (@nikkansports) March 17, 2023
大谷翔平さんとチェコのエピソードは続きがあります。
それは、準々決勝を勝利した日本代表が決勝ラウンドの地、マイアミに到着したときのこと。
空港に到着した大谷翔平さんはチェコ代表の帽子をかぶっていました。
この帽子はチェコとの試合後に選手たちと交流をしたときにプレゼントされたもの。
大谷翔平さんはチェコの帽子をかっこいいと言って気に入ったのでした。
この様子はチェコでも大きく報じられ、チェコ代表の選手も「あなたは最高だ!オオタニサン」や「すごく似合ってるよ、ショーヘイ」と喜びを表現しました。
またアメリカメディアも大きく取り上げ、WBCの試合中継を行なったFOX SportsやBarstool Sportsは、「チェコに対するこの上ないリスペクトの証だ」、「WBCは素晴らしい」と大谷翔平さんの行動を賞賛しました。
そしてなんと、この報道後にチェコ代表の帽子が全サイズ売り切れになりました。
大谷翔平さんの影響力は他国のグッズも売り切れになってしまうほどなんですね。
この帽子をきっかけにチェコに興味を持った人も多いはずです。
大谷翔平さんは野球を通じて国際交流にも貢献していると言っても過言ではないでしょう。
野球が生んだ絆!次回のWBCもチェコに注目!
⚾🇯🇵️🇨🇿ロッテ・チェコベースボールブリッジプログラム、プレイボール!
また日本の野球ファンの皆様にお会いできた事をとても嬉しく思います!と代表団の皆様。本日はロッテの選手と会ったり、始球式も行いました。
スポンサーの協和ホールディングスさんともパチリ❣️#チェコの選手 pic.twitter.com/oxnZHH7l9M
— チェコ共和国【公式】 (@Czechia_JP) August 1, 2023
WBCをきっかけに新たな交流が生まれた日本とチェコ。
大会終了後には日本とチェコの新たな野球振興の取り組みがスタートしました。
その1つが千葉ロッテマリーンズによる「マリーンズ―チェコ ベースボールブリッジプログラム」です。
取り組みの1つとして、8月1日のロッテvs日本ハム戦にチェコ代表の監督と選手2人が招かれました。
日本戦に6番ファーストで出場したムジーク選手は来日の打診を受けたとき、日本に行きたいと即答しました。
試合前にはWBCでも監督を務めたパベル・ハジムさんが始球式を行いました。
この取り組みは来年以降も継続して行っていくので、今後もチェコとの交流は続いていきます。
チェコの野球人気にはまだまだ伸びしろがあるので、少しでも盛り上がってくれたら嬉しいですよね。
そして、3年後の2026年には次のWBCが開催されます。
今回のWBCを1次ラウンド4位で終えたチェコは、2026年3月開催の次回大会には予選免除で出場できることが決まっています。
日本代表の活躍も楽しみですが、チェコ代表の活躍も今から楽しみですね。
大谷翔平さんも肘の怪我が心配されますが、3年後にはきっと万全の状態で活躍してくれることでしょう!
今後も大谷翔平さんとチェコの活躍も注目していきましょう。