大谷翔平

大谷翔平はFAでどこに?気になる移籍先候補や契約金を解説

今シーズンオフにFAとなる大谷翔平さん。

打ってはホームラン王、投げてもメジャーリーグトップクラスの活躍を見せ、昨シーズンMVPを争ったアーロン・ジャッジ選手から「惑星最高の野球選手」と評される大谷翔平さんの去就は連日様々な報道がなされています。

今回は、世界中の注目を集める大谷翔平さんのFAでの去就や、気になる契約金について解説します!

FAとは

FA(Free Agent)とは、所属チームとの契約が切れ、他のチームと契約を結ぶことができる状態にある選手のことを指します。

アメリカでは「サービスタイム」という、選手がメジャーリーグに在籍していた期間が6年になった時点でFAの権利を取得できます。

この「サービスタイム」の算出方法ですが、単純に「365日 × 6年」で決まるわけではありません。

アクティブ・ロースターというメジャーリーグでプレー可能な選手枠に登録されていた日数で計算されます。

172日間登録されれば1年にカウントされ、1032日間登録されるとサービスタイムが6年に達したことになり、晴れてFAの権利を取得することができます。

大谷翔平さん獲得に動くチームは?

今シーズンオフにFAとなる大谷翔平さんを巡り、多くのメジャーリーグのチームが熾烈な獲得競争を繰り広げることが予想されています。

ここでは、大谷翔平さん獲得へ特に熱心だと言われている2チームを紹介します。

ロサンゼルス・ドジャース

エンゼルスと同じロサンゼルスに本拠地を置くドジャースは大谷翔平さん獲得に最も熱心なチームで、移籍の可能性が最も高いと言われるチームです。

ドジャースが熱心に獲得へ動く理由として挙げられるのが、昨シーズンオフの動きがドジャースにしては大人しかったためです。

毎年シーズンオフになるとドジャースは圧倒的な資金力と圧倒的なチームブランドにモノを言わせ、MVPやサイ・ヤング賞ピッチャーなどその年のタイトルホルダーを獲得するのが恒例行事になっていました。

しかし、昨シーズンオフのドジャースはスター選手を大量に放出し、その代役として先発ピッチャーとDHにそれぞれ1年契約のベテラン選手を獲得するだけに留まりました。

この動きはドジャースが今シーズンオフに向けて獲得資金を捻出するためと言われています。

大谷翔平さんと同じポジションに1年契約の選手を獲得していることから、今シーズンオフにドジャースが動くのは「確実」と見て間違いないでしょう。

なお、大谷翔平さんがドジャースに移籍すると言われている理由については、下記の記事で詳しく解説しておりますでの、こちらも併せてご覧いただければと思います。

ニューヨーク・メッツ

ドジャースに次いで、大谷翔平さん獲得に熱心なチームと言われるのがニューヨーク・メッツ。

メッツが大谷翔平さんを獲得すると言われている最大の理由が、2人のキーパーソンの存在です。

1人目は球団オーナーであるスティーブ・コーエンさんの存在です。

コーエンさんはアメリカ屈指の大富豪で、その純資産は1.8兆円とも言われています。

コーエンさんは自身が生粋のメッツファンとして知られ、2020年にメッツを買収してオーナーに就任。

圧倒的な資金力をバックに、サイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザー選手、ジャスティン・バーランダー選手などスーパースターを大量に獲得し、チームを強くするためにはお金に糸目をつけない姿勢を誇示してきました

そのおかげで、メッツはここ数年で一気に強豪チームへと急成長を遂げました。

コーエンさんの圧倒的な資金力と、コーエンさん自身もわざわざ東京ドームまでWBCを観戦しに来るほど大谷翔平さんに熱を上げていることから、獲得レースに参加する有力チームと予想されます。

また、メッツにはビリー・エプラーさんというもう1人のキーパーソンが存在します。

エプラーさんは現在メッツのGMを務めている人物ですが、大谷翔平さんがメジャーリーグ挑戦を表明した際はエンゼルスのGMを務めていました。

その際、見事に大谷翔平さんを射止め、獲得までこぎつけた実績を持ちます。

当然、交渉の場にはコーエンさんと共にエプラーさんが出馬することが予想されますし、義理堅い性格で知られる大谷翔平さんなのでエプラーさんへの恩や、急成長を遂げるメッツの実力面を考慮するとドジャースに勝るとも劣らない有力候補と言えます。

大谷翔平さんがFAとなった場合の契約金は?

上記で大谷翔平さん獲得へ動くチームを紹介しました。

どちらのチームも潤沢な資金力を持っているため、大谷翔平さんをFAで獲得する場合、かなりの契約金が必要と見られます。

では、一体どれくらいの契約金が必要なのでしょうか。

結論を述べると、5億ドル(約697億円)〜6億ドル(約835億円)の契約金が必要と言われています。

この数字はメジャーリーグ最高額を更新すると同時に、NBA、NFLなどを含めた北米スポーツ史上最高額になると予想されています。

ちなみに、メジャーリーグ最高額での契約は大谷翔平さんの同僚、マイク・トラウト選手が2019年にエンゼルスと結んだ12年4億3000万ドル(当時の為替レートで479億円)。

北米スポーツ最高額は、NFLのカンザスシティ・チーフスに所属するパトリック・マホームズ選手が2020年に結んだ10年4億5000万ドル(当時の為替レートで540億円)。

マイク・トラウト選手も、パトリック・マホームズ選手も天文学的な契約金が発生していますが、この2人を遥かに凌駕する契約金が発生すると見られる大谷翔平さんのスゴさがわかりますね!

大谷翔平さんの移籍先チームも気になりますが、どれくらいの契約金で移籍するのかもファンとしては楽しみなポイントですね!

大谷翔平さんはお金で動く人ではありませんが、それでも北米スポーツの歴史を塗り替えることは確実だと思いますし、動向を注目して見ていきましょう!

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