大谷翔平

大谷翔平の舌ペロはなぜおこなわれている?ルールはどうなっている!?

WBCでの日本代表の活躍を機に大谷翔平さんのプレーを初めて見た人もいるのではないでしょうか?

プレー中に大谷翔平さんが指を舐めるシーンがありますよね。ピッチャーで投球する前に指を舐めることがありました。

指を舐める様子を見て、「なんで!?」や「ルールはどうなの!?」とか気になる人も中にはいると思います。

この記事では、大谷翔平さんはなぜ投球の前に舌ペロをしたのか、野球のルールも踏まえて紹介しているので、疑問の解決に至れたら幸いです。

大谷翔平の舌ペロはなぜおこなわれていたのか?

大谷翔平さんの舌ペロ、指舐めはボールを滑らないようにするためにおこなわれていると言われています。

大谷翔平さんが所属しているメジャーリーグでは、ボールが滑りやすく有名です。過去には松ヤニなどといった滑り止めを使うピッチャーもいましたが、ルール上禁止となってしまいました。

松ヤニを使うことで滑り止めの効果もありますが、ボールも変化しやすくなります。そのため、バッターに不利になってしまうため禁止となっています。

松ヤニを使えなくなったメジャーリーガーたちは、自分の唾でボールを滑らないように工夫をしています。大谷翔平さんのそのうちの一人とも言えます。

大谷翔平さんは日本でプレーしている時代では、舌ペロをする様子は見られませんでしたが、メジャーリーグでプレーしてからは舌ペロをするようになりました。

日本のプロ野球の 公式球は滑りにくいため、日本でプレーする時には舌ペロは必要のない動作だったため、見られませんでした。

滑りやすいメジャーの公式球に加えて、アメリカは乾燥しているという気候の違いがあります。乾燥していることによって、滑りやすくなってしまうため、ボールがすっぽ抜けてしまうリスクもあります。

大谷翔平さんも含め、ピッチャー自身が投げやすいように舌ペロなど工夫をして投球をおこなっているのです。

WBCで舌といえばこの選手も・・・

WBCで舌ペロといえばラーズ・ヌートバーさんも話題に上がってきます。

ラーズ・ヌートバーさんは外野手として試合に出場し、打球をキャッチする際に舌を少し出していました(舌ペロ)。なんとダイビングキャッチするような打球でも舌ペロをしていたんですよ。

その様子が世間では「可愛い!」などと話題になっています。

ラーズ・ヌートバーさんは子供の頃から舌ペロの状態で打球をキャッチしていたとのことで、本人談としても「自分の癖」として舌ペロについて語っています。癖なので舌を出してても噛まないとのことです。

「ハッハッハッ、いや、もうそれ子どもの頃からなんです。子どもの頃の写真とか決定的瞬間とか見ると必ず舌出てるんだよね」

セントルイス・カージナルスのチームメートからもよくからかわれるそうで、「意識してやってるわけじゃないんだけど(笑)やめられない」と語りました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8572cf0f8ea8b0111d80b16c6cd2ea7b3dcd2acf

普通の人が、ラーズ・ヌートバーさんの真似をしたく舌ペロをしたら舌を噛んで大変なことになってしまうので、できればやらないでくださいね!

舌ペロはルール上問題ないのか?

ピッチャーの禁止事項として「ボールに異物をつけることを禁止」という野球規則があります。

ピッチャーといえば、ロジンを滑り止めに使っている選手も良く見るでしょう。日本ハムファイターズの伊藤大海さんはよくロジンを使うことで有名です。ロジンは公認のロジンバックを使うのであれば、ルール上は認められています。

ところが、野球規則の中には以下のような内容が禁止されています。

  • 投手が投手板を囲む18フィートの丸い円の中で、投球する手を口または唇につけた後にボールに触れるか、投手板に触れているときに投球する手を口または唇につけること
  • ボール、投球する手またはグラブに唾液をつけること

ルールでは手を唾液で濡らすことは禁止されています。

しかし、マウンドから離れた場所で、さらにボールを握る前であれば禁止にはならないとされています。

大谷翔平さんが舌ペロをおこなっていたのも、投球後のマウンドを降りた時なのです。そのため、グレーゾーンであるものの、ルール違反にはなりません。

メジャーリーグでもほぼ暗黙の了解として、舌ペロをおこなっている選手は多くいます。

大谷翔平さんもメジャーにいって6年目のシーズンにもなるので、メジャーの文化に染まっているともいえますね。

-大谷翔平