They are chanting "Come to Seattle" at the #AllStarGame with Ohtani at the plate 🗣️ pic.twitter.com/fX3Bz6sWW0
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 12, 2023
オールスターゲームが終わり、シーズン後半戦に突入したメジャーリーグ。
後半戦開始と同時に熱を帯びてきたのが、大谷翔平さんの移籍に関する報道。
今シーズンオフにFAとなる大谷翔平さん獲得には、様々なビッグチームが動くと言われていますが、その中でも最有力候補と言われるのがドジャース。
今回は大谷翔平さんの移籍先として、ドジャースが最有力と言われる理由を徹底的に解説していきます!
Contents
大谷翔平の移籍先候補ドジャースとは?
Tonight's #Dodgers lineup vs. Angels: pic.twitter.com/39L1yqcgWV
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) July 8, 2023
ドジャースはエンゼルスと同じく、ロサンゼルスに本拠地を構えるチーム。
1883年に発足してから現在に至るまでワールドシリーズ優勝7回、リーグ優勝24回を数え、栄光に彩られた歴史の数々はメジャーリーグの歴史に燦然と輝きます。
さらに、アメリカの経済紙「フォーブス」が発表した球団資産評価では、1位のヤンキースに次いで2位にランクイン。
人気、実力ともにメジャーリーグのトップを争う超名門チームです。
ドジャースにはどんな選手がいる?
ドジャースにはメジャーリーグのトップ選手が揃っていますが、その中でも2人の選手をピックアップしてご紹介します。
ムーキー・ベッツ
On deck. Let’s get it, Mook. pic.twitter.com/iynKCNaix8
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) July 11, 2023
1人目は2018年にメジャーリーグMVPを獲得し、今年のWBCではアメリカ代表にも選出されたムーキー・ベッツ選手。
圧倒的な身体能力を有し、走・攻・守三拍子揃ったメジャーリーグトップレベルの選手ですが、特筆すべきはバッティングセンス。
身長175センチと、メジャーリーガーとしては小柄な部類に入る選手ですが、ドジャースの1番バッターを務め、今シーズンはここまで27本のホームランを放っています。
これはナ・リーグのホームラン王争いで2位にランクインする数字。
大谷翔平さんがドジャースに移籍したら、メジャーリーグ最強の1、2番コンビが実現するでしょう!
クレイトン・カーショウ
10-time All-Star. pic.twitter.com/yagy0kTby2
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) July 11, 2023
2人目はドジャースの大エースにしてレジェンド、クレイトン・カーショウ選手。
その年のメジャーリーグ最高のピッチャーに送られる「サイ・ヤング賞」を3回も受賞しており、現役最強左腕との呼び声高いピッチャーです。
現在35歳で全盛期は過ぎていますが、代名詞のカーブやチェンジアップをうまく使った円熟味あるピッチングで、今シーズンの防御率は2.55でナ・リーグ1位。
ドジャースに移籍することになれば、こちらもメジャーリーグ最強のワンツーパンチが見られることでしょう!
なぜドジャース移籍が最有力と言われるのか?
多くのメディアから、大谷翔平さんの移籍先候補筆頭に挙げられるドジャース。
一部ではヤンキースも挙げられていますが、それでもドジャースが最有力と言われる理由を3つの観点で徹底解説します。
気候が温暖な西海岸のチームだから
ロサンゼルスは地中海性気候の恩恵を受けており、年間の平均気温は25.6℃、1年を通して温暖な気候です。
野球選手にとって、温暖な気候でのプレーは身体のパフォーマンスを向上させ、さらにはケガをしにくくなるというメリットがあります。
一方、ドジャース以外の移籍先候補として挙げられるヤンキースは本拠地が東海岸のニューヨークにあります。
ニューヨークは青森市とほぼ同じ緯度にあるため、年間を通して寒暖差が激しく、特にシーズン序盤やシーズン終盤は雪が降る中でプレーすることも珍しくありません。
そのため、コンディションの調整が難しく、ケガをしやすいというデメリットがあります。
ヤンキースは昨シーズンMVP争いを繰り広げたアーロン・ジャッジ選手がいるため、とても魅力的なチームではありますが、大谷翔平さんの活躍は健康な身体あってこそですから、ケガのリスクが小さいことを考慮すると西海岸のチームが筆頭になってくるでしょう。
ワールドシリーズ優勝を狙える
【 #ドジャース 】悲願の頂点に立つ!!2020年 #ワールドシリーズ 優勝です🎉https://t.co/fYRpuEDKnD#2020ワールドシリーズ pic.twitter.com/OVlGBp6OW5
— MLB Japan (@MLBJapan) October 28, 2020
大谷翔平さんはある試合後のインタビューで、このように話しています。
エンゼルスのファンも球団も好きですが、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いです。プレーヤーとしてはそれの方が正しいと思っています。
また、同インタビューで「ヒリヒリする9月を過ごしたい」とも話しています。
これらの発言から大谷翔平さんはプレーオフ、さらにはワールドシリーズという野球選手にとって最高の舞台に身を置きたいと考えているのではないでしょうか。
エンゼルスはお世辞にも強豪チームとは言えず、プレーオフに進出したのは2014年シーズンが最後。
その点、ドジャースは2013年以降、10年連続でプレーオフに進出し、そのうち3回はワールドシリーズに進出。
西海岸のチームで毎年安定してプレーオフに進出し、なおかつワールドシリーズ優勝も狙えるチームはドジャースだけと言っても過言ではないです。
そのため、大谷翔平さんの「勝ちたい」という気持ちに対し、環境面でも実力面でもそれを叶えることができるドジャースとはマッチングが取れるため、移籍先候補筆頭に挙げられているのです。
昨シーズンオフの「節約補強」
The Dodgers scouted Shohei Ohtani back when he was a freshman at Hanamaki Higashi.
What if they had signed him out of high school?@FabianArdaya explores the idea: https://t.co/twIgvx0Mob pic.twitter.com/gjju0FR4D8
— The Athletic (@TheAthletic) August 26, 2021
大谷翔平さんがドジャース移籍最有力と言われるようになったのは、ここ最近の話ではありません。
昨シーズンオフから明らかに大谷翔平さん獲得を見据えたものと思われる動きをしています。
例年、ドジャースはシーズンオフになると、MVP、サイ・ヤング賞などその年のタイトルホルダーを圧倒的な資金力にモノを言わせて獲得してきました。
その結果、ドジャースのスタメンにはメジャーリーグのスーパースターがズラリと並び、隙の無い圧倒的な強さでリーグを席巻してきました。
しかし、昨シーズンオフのドジャースはスーパースターを大量放出。
そのかわり、「先発ピッチャー」と「DH」にそれぞれ1年契約でベテラン選手を獲得したり、他のポジションには将来有望な若手選手を獲得するなど、補強に費やした資金は70億円ほど。
毎年数百億円の補強を敢行するドジャースにしては、文字通り「節約補強」に終始しています。
専門家の間では昨年のドジャースの動きは、メジャーリーグ史上最高額でFAとなる大谷翔平さんを全力で獲得しに行くためのメッセージとのこと。
たしかに、大谷翔平さんと同じ「先発ピッチャー」、そして「DH」のポジションに1年契約の選手を獲得していることを考えると、「来年お待ちしてます!」というメッセージに受け取れます。
今シーズンオフにドジャースがどのように動き、大谷翔平さんがどんな決断をするのか、注目していきましょう!